【花農家のこだわり便interview】Vol:23

花農家のこだわり便の産地さんをインタビュー

JA高岡(富山県)-高井さん

‘’ TAKAOKA(高岡)のチューリップは開花時の力強さと妖艶さが魅力です。‘’

富山のチューリップの歴史は約一世紀前、砺波市の一青年が取り寄せたわずか10球のチューリップからはじまったそう。大正7年、水野豊造さんという青年が植えたチューリップが綺麗な花を咲かせ、さらにそれを掘り起こすと立派な球根が収穫できることがわかり、富山の水田の裏作として球根生産が本格化したとのこと。それから戦争などいくつもの危機を乗り越え、先人の想いと努力が現在まで引き継がれ、私たちにチューリップを届けてくれています。

 

Q. 100年以上の歴史がある富山のチューリップですが、その中でJA高岡さんはどのような産地ですか。

A.
秋~夏にかけて球根生産 、 冬は切花生産と一年を通しての チューリップ産地です。 近年は、チューリップの他にもムスカリやスイセンなど球根類全般に力を入れて新たな産地化を目指しています。稀少・オリジナル・特殊品種の切花生産に力を入れているのが TAKAOKAの特徴です。



Q. チューリップ栽培でのこだわりを教えてください。

A.
豊富な微量要素を含む土耕栽培にはこだわりがあります。富山特有の鉛色の空の中で、 ミネラル豊富な水と土の恵みを吸収し育った TAKAOKA のチューリップは奥深い発色と開花時の力強さ、妖艶さを生み出します。



Q. 生産側から見るチューリップの魅力はなんでしょうか。

A .
チューリップは幼いころに覚えるお花の一つです。そういった面から、チューリップは可愛い(子供っぽい)イメージが強い傾向にありました。しかし、近年は咲き方や花色の種類が豊富になり「可愛い」イメージの他にも「セクシーさ」を兼ね備えたオールマイティかつ「認知度」を持った特別なところが魅力です。わたしたち自身もたくさんの品種を栽培することで、いろんな表情をしたチューリップを見ることができるので、「飽きない=中毒性」もあるかもしれません(笑)


Q. チューリップのおすすめの楽しみ方を教えていただけますでしょうか。

A.
長持ちさせるポイントは、やっぱり温度とこまめな水の入れ替えが大切です。
上品に楽しみたい場合は、玄関先に生けることで、お客様(自分も)を華やかに迎えることができ、室温も低いことが多いので、より長く花を楽しむことができると思います。
野生的に楽しみたい場合は、リビングなどあえて暖かい所に生けることで、豪快に咲き乱れるワイルドな表情を楽しむことができます。
お金持ちになりたい人は、トイレに黄色のチューリップを生けるとお金が貯まりやすくなるとの噂もあります。

 

Q.皆さんにお伝えしたいことをお願いします。

Farmer’s Voice:

TAKAOKA(高岡)のチューリップは開花時の力強さと妖艶さが魅力です。ミネラル豊富な水と土の恵みと先代から受け継ぐ情熱で1本1本丁寧に育てています。

 お花農家さんの想いの詰まったお花のお届けまで、
楽しみにお待ちください!