Flower+1<お花のふるさとと知られざる魅力>

Vol.2 神奈川・平塚「湘南松木園芸」の華やかなガーベラ

湘南の太陽と風が元気なガーベラを育てます

まっすぐ伸びた茎に、太陽のような丸い一輪の花。
広々としたハウスの中で咲き誇るガーベラの可憐な美しさに、胸が躍ります。


バラを中心に花の栽培が盛んな神奈川県平塚市で、親子二代でガーベラ栽培を手がける「湘南松木園芸」の松木寿永さんと息子の一将さん。


ハウスは桜並木で有名な渋田川のほど近くにあり、湘南の温暖な気候と海からの風によって、元気な花がすくすくと育っていました。

親子二代でさまざまな品種に挑戦しています

湘南松木園芸では、約1200坪の温室で60~70品種のガーベラを栽培。
病気に強い水耕栽培を実践するほか、温度やpH、肥料の配合などの徹底管理により、軸のしっかりとした高品質なガーベラを生産しています。
圃場を見せていただいている中で気づいたのが、ひと言でガーベラといってもさまざまな種類があること。

「うちで栽培しているだけでも60〜70種類はあります。一つひとつ表情が違うので、育てていても楽しいですよ。最近は家庭需要が増えていることもあって、飾りやすい小輪タイプが人気です」と一将さん。

色や大きさ、咲き方も多彩なガーベラの奥深さに魅了されて

聞けば、日本国内で栽培されているだけでも500種類以上ものガーベラがあるのだとか。
咲き方も一般的な一重咲きから、ポンポン咲きとも言われる八重咲き、細い花びらが無数についたスパイダー咲き、波打ったような花びらが特徴のカール咲きまで、実に多彩です。


「ガーベラは名前も 楽しいですよ。例えばこの薄い黄色のカール咲きは“パスタカルボナーラ”。隣の白いスパイダー咲きは“ガーデンゴースト”と、ユニークなものが多いんです」。

マツキ園芸では、そんな魅力あふれるガーベラを今までとは違った視点から楽しんでほしいと、見せ方にも工夫を凝らしています。

「変わり咲きの品種だけを集めてブーケにしたり、花が咲く過程も楽しめるように、つぼみのまま出荷することもあります。色や咲き方の異なるガーベラを組み合わせるのも、新鮮でおすすめです」。

存在感があるから、束ねても、一輪でもかわいい

どんな花材とも相性のいいガーベラですが、複数の品種をひとつに束ねたガーベラだけのアレンジなら、今までにない新鮮な表情に。ポンポン咲きやスパイダー咲きなどの変わり咲きは一輪でも存在感があるので、細長い花瓶を使った一輪挿しも素敵です。
ほかの花と組み合わせる場合は、ガーベラ同様、茎の長いバラやカーネーションがおすすめ。茎が短くなってきたら、お皿に水を張って浮かべるように飾ると、最後まで余すことなくガーベラの魅力を楽しむことができます。

柔らかな茎を水に浸けすぎないのが、長持ちのコツ

切り花の中でも比較的持ちのいいガーベラですが、長持ちさせる秘訣はこまめな水替えに尽きます。ガーベラの茎は中が空洞になっているため柔らかく、雑菌が増殖しやすいのが特徴。
水に浸かっている部分が多いと傷みやすいため、水の量は花瓶の底から3~5㎝ほどで十分です。

協力: OZmagazine[スターツ出版(株)]