【花農家のこだわり便INTERVIEW】VOL:16

花農家のこだわり便の産地さんをインタビュー

須藤商会 -須藤幸樹さん

‘’ モカラは鮮やかな発色のものが多く、花もちがよくお手入れしやすいことが魅力です。‘’

タイやマレーシアなどの熱帯地域で多く生産されている南国育ちのモカラ。2000年にいち早くモカラをタイから輸入した須藤商会さん。当時はタイでも知名度の高くなかったモカラに着目しマーケットを開拓しました。

 

Q. 鮮やな色彩が印象的なトロピカルな雰囲気のモカラですがどんな場所から輸入をされているのですか。

A.
弊社は年間の平均気温が25度を超えるタイからモカラを輸入しています。モカラは原産地のない植物で、アラニクス属×アスコセントルム属×バンダ属の交配から誕生した花です。元になっているバンダなどは東南アジアの原産で温度と湿度の高いところを好む性質があるので、タイは栽培に適した土地なんですよ。

 

Q. お花の品質を保つために現地タイとの連携に力をいれてらっしゃるとのことですね。

A.
輸入商社としてだけでなく、タイの輸出側に滞在し一貫して行っています。日本人スタッフがタイの提携工場に駐在し、輸出の業務や支援・指導を行っています。また現地の天候や農場のコンディションを直接確認し日本国内への情報提供も行っています。またタイのスタッフには「良いものを出荷することの大切さ」を知ってもらいたいという考えもあります。
品質のコントロールや作り手の考えを知るためには現地としっかり連携することがとても必要です。

 

Q. 日本での花の輸入商社は現地から入ったものを一度国内でリパックする方法が多いですが、須藤商会さんのモカラはタイで梱包したそのままの状態で市場に流通していますがそれはなぜですか。

A.
現地に日本人スタッフが常駐しているのが強みですので、 より鮮度よくお届けできるよう現地で梱包した状態のままお届けするスタイルをとっています。そのため梱包方法にもとてもこだわっています。コストを考えるとできるだけ詰めた方が良いですが、花にとってはキツくなるだけ。箱の閉め方や、水キャップの挿し方、梱包手順など、求められる品質にできる限り近づけるようにこだわりを持って詰めています。

 

Q. モカラを飾るときのポイントはありますか。

A.
時間がたつと上の蕾や下の方の花が枯れてきますので、蕾は黒くなったら切り取って、枯れた花も切っていくと、長く楽しめます。夏の暑い時期などは、少し元気がなさそうだったら、蒸れない程度に軽く水をスプレーするのも良いかもしれません。

 

Q.皆さんにお伝えしたいことをお願いします。

 Farmer’s Voice:

須藤商会では1年を通して25度を超える熱帯性気候のタイから花や葉を輸入しいています。モカラは鮮やかな発色のものが多く、花もちがよくお手入れしやすいことが魅力です。タイで元気いっぱいに育ったモカラをぜひ身近なお花として飾っていただきたいです。

お花農家さんの想いの詰まったお花のお届けまで、
楽しみにお待ちください!