【花農家のこだわり便interview】Vol:6
花農家のこだわり便の産地さんをインタビュー
トキヤガーベラ(愛知県) 田中千暁さん
‘’ ガーベラは本当にバリエーションに富んだ花です。それでいて、とてもシンプルで親しみやすいところが魅力です。 ‘’
1年を通してお花屋さんで見ることのできるガーベラですが、10月はガーベラの新しい品種が出回る季節です。日本でも切花の品種は200~300品種以上あるといわれ、担当バイヤーが毎年頭を悩ますほど品種の入れ替わりが早い品目でもあります。今年も沢山のニューフェイスに出会えるかもしれませんね。
Q. とても品種数の多いガーベラですが、トキヤガーベラさんではどの位の種類を育ててらっしゃるのですか。
A.
現在は44品種あります。ガーベラは色の種類も豊富ですが、大きさや咲き方も色んな種類があります。皆さんが目にすることも多いミニガーベラと呼ばれるタイプも咲き方が普通のシングル(一重咲)のものや、中心に小さな花びら重なるセミダブル(半八重)、花びらが立体的に重なるように咲くフルダブル(八重)。花びらがよじれた形のパスタシリーズやひまわりのように大きなサイズの大輪咲き品種など、本当に色々あります。当園ではそんなガーベラの魅力もあって少量多品種生産をおこなっています。
Q.ガーベラは一年を通して栽培されていますが、どんな工夫をされているのですか。
A.
渥美半島の温暖な気候を活かしながら、ヒートポンプ(エアコン)、炭酸ガス、補光等を使って、ガーベラが元気に色鮮やかに育ってくれるような環境を整えています。近年の猛暑や悪天候にも負けない通年での安定品質のガーベラ生産を行っています。
Q. ガーベラを飾るときのコツはありますか。
A.
ガーベラを長持ちさせるコツは、ちょっとの水(2~3㎝)で生けて常に水を綺麗な状態にしておくことです。茎が曲がってぐったりした時は、茎が傷んでない所まで切り上げて新聞紙等でまっすぐになるように巻いて水揚げをしてください。
一輪や数本で飾る時は、空きビンや使い終えた容器を使ってみるのも楽しいと思います。
Q. 今後、力を入れて取り組んでいきたいことはなんでしょうか
A.
時代にあった「良いガーベラ」を心掛けて、うちのガーベラに携わった方全員が満足する花づくりをしていきたいです。
購入頂いたガーベラをみて癒しであったり、元気が出る存在になれたらと思います。
Q.皆さんにお伝えしたいことをお願いします。
Farmer’s Voice:
赤、ピンク、黄色にオレンジ...定番の一重咲きやポンポン咲きなどなど、色や咲き方、大きさなどガーベラは本当にバリエーションに富んだ花です。それでいて、とてもシンプルで親しみやすいところが魅力です。作る人も飾る人もトキヤガーベラに係った人みんながハッピーになれる花づくりを目指しています。